年齢不問の業界でも履歴書は気を抜かずに

書類審査を突破するために

20代30代の若い時期とは違い、40代以上になると転職は厳しい傾向にあります。たとえそれが年齢不問の業界だとしても、できる限りの準備はしておいた方が良いでしょう。そこでまず重要になってくるのが、履歴書や職務経歴書などの提出書類の作成です。企業から「会ってみたい」と思わせる書類作成のコツを掴んで、最初の関門である書類審査を突破しましょう。

書類作成の心構え

採用担当者がまず最初に見るのは履歴書です。履歴書で応募者の概略を確認し、その後職務経歴書を見て過去の経験や実績に目を通します。ある程度年齢を重ねた場合、履歴書よりも職務経歴書のほうが重要だと考える人も多いようですが、まず初めに目を通す履歴書を疎かにしてしまうと、その時点で不採用となる可能性がありますので、どちらも重要だと考えて作成することが大切です。
書類を作成する際に必ず意識しておきたいのが、「読む側」への配慮です。自分をアピールすることばかりに捉われると、採用担当者にとってはわかりづらい内容になってしまうことがあります。誰が読んでも理解しやすい内容を意識して作成してください。

履歴書作成のコツ

履歴書で採用担当者がみているのは「人となり」です。社会人としての常識があるか、職場に合っているか、応募理由はなにか、といった点をみられています。実際に作成するときのポイントとして、まず基本的に手書きで作成するようにしましょう。そして丁寧に字を書くようにしてください。字が汚くて自信がないという人でも、ないがしろにせず精一杯丁寧に書くよう取り組めば採用担当者に伝わります。略称は使わないようにしましょう。
志望動機に関してはどの履歴書も同じ内容にせず、応募先に合わせてアレンジするようにしましょう。その際意識しておきたいのは、若者と同じような内容ではなく、ある程度の経験を積んできたからこそ持っている強みをアピールするように意識しましょう。例えば前職でチームをまとめるリーダー的なポジションにいたならば、転職先の業務自体は未経験でも人材としての強みになります。

職務経歴書作成のコツ

職務経歴書は、その応募先の職場が求めている人材かどうかを判断する材料になります。これまでに経験した仕事、それに伴う経験や知識、そして成果をできる限り簡潔にまとめましょう。成果に関しては数値化できるものは数値化して記載しておきましょう。明確な能力のアピールになります。そして自己PRは自信を持って記載しましょう。なによりも、だれが読んでも理解しやすい内容であるということが大切です。専門用語などを多用しないように気を付けてください。

2017.12.09